さあ、どうしようか
Graffiti対キーボードについて、陰郎さんがエントリされていましたが、私がこのところもやもやと感じていた疑問にジャストミートで回答して頂いた感じです。
まずはキーボードと Graffiti について。個人的にどちらが速いかははっきりしてます。Graffiti です。Treo650 のキーボードもかなり練習したつもりなのですが、どうしても Graffiti のスピードには至らない。
念のために書いておきますが、僕はキーボードデバイス否定派ではありません。まだ Graffiti を知らない Palm 初心者への訴求力という点ではキーボードデバイスの方が上だと思いますし、T|C も Treo650 も非常に面白いデバイスです。
正直、"Graffiti対キーボード"について、Graffiti派の方からのコメントがいただけていなかったので、「Graffitiはすでに死んでいる」のかな、とも思っていたのですが、改めてこういうコメントをいただくと、キーボード、Graffiti、それぞれの良さがあるのだな、と再認識しました。ただ、palmⅢの時代には、間違いなくGraffiti全盛だったはずで、その後、キーボードマシンがこれだけ勢力を伸ばしてしてきた、というところに、キーボードマシンの実力の向上ぶりをうかがい知ることができます。
でもって Tungsten C 後継。あの Treo650 から電話機能とアンテナを取り去ったら、いい感じに T|C 後継になるような気がするんですが、いかがなものでしょうか。
気になるのは、仕事のときに取り出して予定とか ToDo を入力しだすと、「 突然携帯電話をイジり出した 」 ように見えてしまうことですね。その他の Palm OS Handheld & スタイラスであれば 「 電子手帳 」 という認識をしてもらえるのですが...
どうもTreoに感じていた違和感は、これだったようです。そう、Treoの形状は携帯電話そのものなんですよね。T|Cでさえ、人前で取り出してキーボードを打ち出すと、「マニアな道具をいじりだした」的視線を感じます。言わんや携帯電話型のTreoだと…
ただ、それでもコンプマートで見たTreoは非常に魅力的に感じましたし、一度その「羞恥心」を乗り越えれば、新しい未来が開ける(大げさ^_^ゞ)のかな、と考え始めている今日この頃です。
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コメント
陰郎です。トラックバック有難うございます。
1つ、書き忘れていた重要な点があったのでこの場を借りて細く、いや補足します。それは、Graffiti が 「 訓練が必要 」 だということです。やってみれば大したことないとはいえ、一連の専用の一筆書きを覚え、使いこなすと言うのはやはり訓練 ── まぁ控えめに言っても練習 ── が必要でしょう。その点で、現在の一般的ユーザーにはちょっと Graffiti は 「 重い 」 のではないか、と。それに対して、やはりキーボード付きモデルはやはりとっつきやすいんでしょうね。
投稿: 陰郎 | 2005年10月17日 (月) 00時14分
コメントありがとうございます。たしかに、Graffitiを覚えないとpalmが使えない、というのは、PDA全盛の頃ならいざ知らず、今となってはpalm教信者を増やすには無理がありますね(特に今は日本語化というハードルもあるし)。ところで、Treoの形状についてのコメントは、私自身非常に腑に落ちるところがありました。要は、あの携帯電話然とした形状を気にさえしなければ、なかなかいいマシンということですね。
投稿: MACY | 2005年10月17日 (月) 08時15分
くどいようで申し訳ありませんが、さらに補足しますね。
>要は、あの携帯電話然とした形状を気にさえしなければ、
>なかなかいいマシンということですね。
個人的にはあの形状、好きなんですけどね。コンパクトで。あの形状がどうとかいうと消極的かもしれないので、前向きな表現で言い直します。日本国内におけるスマートフォンの認知度があがれば、もっともっと使いやすくなるんではないかと思います。自分の日記でも、そのへんをもうちょっと突っ込んで書いてみます。
投稿: 陰郎 | 2005年10月17日 (月) 10時45分
そうですね。私も、一番期待するのは、日本に本当のスマートフォンが出現して、しかもそのOSがpalmOS(の日本語版)、というところだったりします。ACCESS、がんばってくれないかなあ…
投稿: MACY | 2005年10月17日 (月) 12時48分
初めまして、shirokujiraと申します。
Graffiti対キーボードを興味深く拝見致しました。
長文になりますがお許しください。m(_ _)m
私は最近TungstenCからTH55に乗り換えた者です。
乗り換えた理由は入力はGffitiでしたい、した方が効率が良いからです。
入力の速度は間違いなくTungstenCなのですが、
自分の使用状況では、トータル的な時間はGraffiti(スタイラス操作)の方が効率が良くストレスが無いのです。
自分の使用する状況はお客様との打合せ、電話中の入力、参照が多いのです。
MACYさんのGraffiti対キーボードで書いている1.や皆様がよく言う理由とよく似た物ですが
打合せ中、お客様と対面した状況で自分はPDAを両手で持って親指でキーボードを使う事が出来ないのです。
それはなんだ?何をしているんだ?という視線に耐える事が出来ません。
これを乗り越えると良いのですが、半年の間で自分には乗り越える事が出来ませんでした。(^_^;)
なので、TungstenCを使っている時はノートにメモ→TungstenCに入力と二度手間で時間が掛かりました。
TH55ではお客様の前でもGraffitiでスタイラスを片手に持って、さらさらと入力出来ます。
(スタイラスはSTAEDTLER 927PにMinBarを入れているので知らない人はペンそのものです。)
電話中でも同じでTungstenCでは片手で受話器を持った状況では困難で、入力速度は会話には追いつきません。
TH55の場合、机の上にTH55をおいて片手で受話器、片手で入力が出来ます。
私はスタイラスを使用する事に意味があり、使用状況(電話メモ)もGraffiti入力に適しています。
もちろんスタイラスでの操作でも便利なソフト、DAがあることも大きな要因です。
入力速度はキーボードの方が速いのですが、Graffiti(1)派です。(^-^)v
ひょっとし、少数派ですか?(^_^ゞ
投稿: shirokujira | 2005年10月17日 (月) 19時00分
コメントありがとうございます。ほとんど私がT|Cを手放した理由と同じですね。仲間がいてうれしいです、ってなんのこっちゃ^^;。
ただ、T|Cの違和感は、その大きさにもあるように思います。結構大きいんですよね。ですからキーボード入力もどうしても両手でプチプチ、という風に大げさになってしまいます。これがTreoだったら片手でも入力できそうなので、ちょっとは自然に見えるかな、とも思います。
あと、私の場合、「キーボードモデルをつかうぞ!」と思って使っていたので、TealScriptとかを使ってのGraffitiとの併用、というのは試さなかったので、ちょっと偏っていたかもしれません。キーボードもついているGraffitiマシン、という使い方をすれば、結構いけるのかもしれませんね。
投稿: MACY | 2005年10月17日 (月) 19時25分