RescoBackupレビューもどき4
次は、リストアについてです。メイン画面から「Restore...」ボタンを押すと、右の画面が表示されます。ここでは、今までのバックアップセットの一覧が表示されています。ここで、どのバックアップセットでリストアするかを選択します。
次に、「Next>」ボタンを押すと、左の画面が表示されます。ここで、リストアしたいファイルを選択して、「Restore」ボタンを押すと、そのファイルが本体に書き戻されます。デフォルトでは、全てのファイルが選択されています。
ここでポイントは、「選択したファイルのみを書き戻せる」ということです。ですから、自動保存されるゲームなんかをやっていて、「あ、間違えてセーブした!」と言う場合でも、以前のバックアップセットから、該当ファイルだけを選択してリストアすれば、元の状態に戻すことが出来ます^^
さらに、1番目の画面において、「Diff」とか「Verify」ボタンを押すと、レビューもどき3で書いたのと同じように、現在のPalmの中身とバックアップセットとの比較が出来ますので、一部のファイルだけ書き戻す際の参考になります。(右画面参照)
この辺を利用した活用方法として、「アプリのお試し」があります。ちょっとアプリを試してみたけど、やっぱり自分には合わないので消去する、と言うことはよくありますが、アプリによっては、関連システムファイルとかを一緒にインストールしたり、UnSavedPreferencesに情報を書いたりして、それがアプリを消去しても消えずに、だんだんゴミがたまっていってしまう、ということがよくあります。
そういう場合、あらかじめアプリをインストールする前のバックアップセットを取っておくと、アプリを消す場合に、最新のバックアップセットを作って、
- ハードリセットする
- アプリインストール前のバックアップセットでリストアする
- 最新のバックアップセットと、Palm本体とのファイルを比較して、差分のあるファイルのうち、PIM関係等、最新の状態に戻したいファイルを選択して書き戻す
と言うことをすればきれいに消すことが出来ます。Diffの画面では、クリエータIDとかも表示できるので、この辺を参考にすれば、さらにファイルの特定が容易になります。
ただ、ここまで書きながら、実際に自分でもやってみたのですが、3.のステップで「書き戻したいファイル」を選択するのは、結構知識が必要ですね^^;。この辺は、いなあもさんのPalm Backerを使って、最新の状態に書き戻したいアプリのバックアップを取っておく方が便利そうです。
あるいは、普段から、そういうアプリはPowerRUNを使ってメモリに逃がしておくと、PowerRUNは、そのアプリに関連する設定ファイル等もメモリに逃がしてくれますので、リストア後、何も考えずとも最新の状態が復元されます。
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