やはり袂を分かつのか。。。
PalmFanさんに掲載されていたこの記事。
Palm Info Centerによると, Palm, IncのAnalyst Dayにおいて,Ed Colligan CEOがプラットフォームの移行計画について説明し,Windows Mobileはビジネス市場/グローバルキャリア向けに,Palm OS 5(Garnet)はOpen Source TechnologyののLinux Kernelに含まれる新しいプラットフォームでPalm OSコミュニティへのコミットメントをしていくことをプレゼンテーションしたそうです。
このプラットフォームは”Palmの新しい創造”であり,Palmデベロッパーコミュニティを”発展”させるプランを持っているとしています。
このプラットフォームこそが,ここ数年密かに開発されていたもので,外部のハードウェア企業へのライセンスは行われないPalm exclusiveプラットフォームとされています。
これでPalm社がALPを採用しないことは決定したわけですね。Palm社独自のPalm OSを、再びPalm社自身で開発していく、と。カーネルがLinuxということで、Palm OSの懸案であったW-CDMA対応等も行われるのかもしれません。
しかし、今度はこのOSは自社のマシンにしか採用を許さないとのこと(Macのようなものですね)。これまでPalmOSを採用した色々な面白いマシンが、今後は出てこなくなる、ということですね。かつてSONYが、日本市場で唯一のPalm OSマシンのデベロッパーとなってしまった後、フルレンジの商品投入を余儀なくされて、苦労したあげく撤退したことが頭をよぎります。
一方ALPは今年中にALPを搭載したデバイスが投入されるとのことですが、こうなってくるとALPに搭載されるGarnet VMの位置づけはずいぶん微妙です。OS5.4以前のアプリは動くのでしょうが、当然今後のPalm社独自のPalmOSにネイティブなアプリは動かないのでしょうし。Palm Sourceを買収したACCESSも、「こんなはずじゃなかった」と思っているのではないでしょうか。
それより何より、我々ユーザはどこを向いていけばいいのでしょう?気持ちよく、迷いなくPalm端末を追い求められる日はもう来ないのかもしれませんね。。。
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コメント
お久しぶりです。
>>Palm Sourceを買収したACCESSも、
>>「こんなはずじゃなかった」と思っているのではないでしょうか。
いえ、「予定不調和」ではないか、と陰郎は見ていますが...あくまで私見ですが。
投稿: 陰郎 | 2007年4月11日 (水) 13時05分
>陰郎さん
とりあえず地獄から無事生還(?)されたようで、お疲れ様でした。
うーん、「予定不調和」ですか。。。だとすると、ACCESSは何のメリットを思ってPalm Sourseを買収したのでしょうかね?また私見お聞かせ下さいませ^^
投稿: MA-CY | 2007年4月11日 (水) 19時39分
・・・どうなるんでしょうかぁ
・・・もっとスマートに成って欲しいのですがね
・・シンプルが一番・・・
なんですよね(苦笑)
投稿: 鶴丸 | 2007年4月13日 (金) 14時24分
>鶴丸さん
そうなんですよねえ。
「Palmの新しいのが出るらしい!」というのを聞いて、単純にわくわく出来る、そんなシンプルな環境であって欲しいのですが。。。
投稿: MA-CY | 2007年4月13日 (金) 22時43分