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2007年4月11日 (水)

やはり袂を分かつのか。。。

PalmFanさんに掲載されていたこの記事。

Palm Info Centerによると, Palm, IncのAnalyst Dayにおいて,Ed Colligan CEOがプラットフォームの移行計画について説明し,Windows Mobileはビジネス市場/グローバルキャリア向けに,Palm OS 5(Garnet)はOpen Source TechnologyののLinux Kernelに含まれる新しいプラットフォームでPalm OSコミュニティへのコミットメントをしていくことをプレゼンテーションしたそうです。

このプラットフォームは”Palmの新しい創造”であり,Palmデベロッパーコミュニティを”発展”させるプランを持っているとしています。

このプラットフォームこそが,ここ数年密かに開発されていたもので,外部のハードウェア企業へのライセンスは行われないPalm exclusiveプラットフォームとされています。

これでPalm社がALPを採用しないことは決定したわけですね。Palm社独自のPalm OSを、再びPalm社自身で開発していく、と。カーネルがLinuxということで、Palm OSの懸案であったW-CDMA対応等も行われるのかもしれません。

しかし、今度はこのOSは自社のマシンにしか採用を許さないとのこと(Macのようなものですね)。これまでPalmOSを採用した色々な面白いマシンが、今後は出てこなくなる、ということですね。かつてSONYが、日本市場で唯一のPalm OSマシンのデベロッパーとなってしまった後、フルレンジの商品投入を余儀なくされて、苦労したあげく撤退したことが頭をよぎります。

一方ALPは今年中にALPを搭載したデバイスが投入されるとのことですが、こうなってくるとALPに搭載されるGarnet VMの位置づけはずいぶん微妙です。OS5.4以前のアプリは動くのでしょうが、当然今後のPalm社独自のPalmOSにネイティブなアプリは動かないのでしょうし。Palm Sourceを買収したACCESSも、「こんなはずじゃなかった」と思っているのではないでしょうか。

それより何より、我々ユーザはどこを向いていけばいいのでしょう?気持ちよく、迷いなくPalm端末を追い求められる日はもう来ないのかもしれませんね。。。

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コメント

お久しぶりです。

>>Palm Sourceを買収したACCESSも、
>>「こんなはずじゃなかった」と思っているのではないでしょうか。

いえ、「予定不調和」ではないか、と陰郎は見ていますが...あくまで私見ですが。

投稿: 陰郎 | 2007年4月11日 (水) 13時05分

>陰郎さん
とりあえず地獄から無事生還(?)されたようで、お疲れ様でした。
うーん、「予定不調和」ですか。。。だとすると、ACCESSは何のメリットを思ってPalm Sourseを買収したのでしょうかね?また私見お聞かせ下さいませ^^

投稿: MA-CY | 2007年4月11日 (水) 19時39分

・・・どうなるんでしょうかぁ
・・・もっとスマートに成って欲しいのですがね
・・シンプルが一番・・・

なんですよね(苦笑)

投稿: 鶴丸 | 2007年4月13日 (金) 14時24分

>鶴丸さん
そうなんですよねえ。
「Palmの新しいのが出るらしい!」というのを聞いて、単純にわくわく出来る、そんなシンプルな環境であって欲しいのですが。。。

投稿: MA-CY | 2007年4月13日 (金) 22時43分

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