Pimlicalとジョルテ
2ヶ月ほど前からスケジュール管理をPalmからAndroidに移行しています。最初はPimlical for windows経由でPimlicalを使っていたのですが、少し問題があってジョルテをずっと使っていました。しかしこちらもちょっとなじまないところがあり、先日久々にPimlicalを使ってみると、これがなかなか快適。で、ふたたびPimlicalに乗り換えました。
で、せっかくなのでジョルテとPimlicalを比較しながら少しご紹介をば。
(注)今回は、Pimlical for windowsとの連携はさせていませんので、あしからず。
ジョルテもPimlicalもかなり多機能なアプリなので、どこから紹介したらいいのか分かりませんが、まずは月間表示から。
左がジョルテ、右がPimlicalです。モザイクをかけているのでわかりにくいですね^^;
ちょっとここで違いを書いてみると、、、
ジョルテ | Pimlical | |
イベントのフォアカラー | ・カレンダー毎に設定(イベント毎には設定出来ない) △Googleカレンダーの設定と同期 |
・カレンダー毎に設定 ○色はPimlical上で自由に設定 |
イベントのバックカラー | ・ジョルテではバックカラーを付けることを「帯表示」と言い、イベントのカレンダー毎ではなく、イベントの特徴に応じて帯表示を設定。(終日予定なら帯表示、とか) △色はGoogleカレンダーの設定と同期 |
・カレンダー毎に設定 ○Pimlical上で自由に設定 |
休日色 | ○祝日は自動的に休日色で表示 ○それ以外にも、日付をロングタップするとバックカラーを好きな色に変えられる |
×土日の色が変えられるだけ |
文字サイズ | ×変えられない | ○画面右端を上下になぞるとフォントサイズが大きくなったり小さくなったりする |
複数日にまたがるイベント | ○イベント内容は、複数日にまたがる帯に1回だけ表示されるので見やすい | ×複数日にまたがるイベントの内容が、全ての日に表示されて少し煩わしい |
週間表示等、別画面への切り替え | △画面右下のアイコンをタップし、もう一度タップすると切り替わり | ○画面上部を左右になぞると別画面に切り替えられる |
というわけでまあ一長一短がありますが、フォントカラー/バックグラウンドカラーとも、色を自由に付けられるのがDateBkユーザだった私にとってはなじみやすいです。
次に週間表示。
まあこれは同じような感じですが、
- 日付の表示は、日本的でわかりやすいジョルテの勝ち。
- 表示量は、先ほどの月間画面と同じく、画面右側を上下にスライドするだけでフォントサイズを変えられるPimlicalの方の勝ち。
といったところでしょうか。
次にバーティカル表示。
こちらはジョルテの方が表示がすっきりしていて見やすいです。
次に、1日のイベント表示。ジョルテもPimlicalも、月間画面や週間画面で、日をタップすると、その日の予定がポップアップします。
見やすさはどちらも同じくらい。どちらも、この画面から新しいイベントを登録することが出来ます。
ただここでPimlicalが優れているのは、イベントをロングタップしたとき。すると、次のような画面が出てきて、イベントを簡単に翌日や翌週に送ることが出来ます。
ただ、3日先とかに送りたいときは普通にイベントの編集画面で操作する必要がありますが。
あと、先ほどの1日のイベント表示画面で、ジョルテの場合はロングタップ、Pimlicalの場合はシングルタップをすると、そのイベントの詳細情報が表示されますが、こちらはジョルテの方が見やすい。
イベントに付与しているノート情報を見たいのですが、ジョルテは左のようにすっきりと見せてくれるのに、Pimlicalは編集画面が開いてしまいます。
次に、新規イベントの登録画面。
まあこの画面は似たり寄ったりですが、問題は日付や時刻の入力画面。
もうこれは(少なくとも私は)圧倒的にPimlical。特に日付は、「来週の金曜日」とかいう指定がPimlicalだと直感的にできます。「Today」の指定もあるし、超便利です。
で、次の話題はTodo。これがなかなかAndroidではややこしい。
ご存じのようにAndroidでは、Googleカレンダーを母艦として予定を管理するのが一般的で、ジョルテもPimlicalも母艦はGoogleカレンダーです。Androidでは、GoogleカレンダーとAndroid端末の内部にある予定データを標準で同期させる機能を持っています。
で、GoogleカレンダーにもTodoリストの機能(Googleタスク)があるのですが、残念ながら現在の所このTodoリストについてはAndroid端末との同期が標準でサポートされていません。で、そのためのソリューションは、ジョルテとPimlicalでは異なっています。
まずジョルテ。ジョルテでは、ジョルテ内部に独自でTodoデータベースを持たせ、これとGoogleタスクとを同期させる機能を持たせています。ただ、Googleタスクもジョルテのこの独自機能もまだ荒削りなところがあります。まずGoogleタスクの方では、
- タスクの期限日を変更してもうまくGoogleタスクに反映されきらず、気づいたら元の日付に戻ってしまっている、ということが時々ある。
- Googleカレンダーの中に、タスクを表示する機能がある(タスクの期限日のところにそのタスクを表示)が、タスク期限を過ぎて未完了なタスクがあってもそのまま前の期限日のところに表示されてしまうので、そういったタスクは自分で期限日を変更してやる必要がある
と言う問題がありますし、ジョルテの方でも
- タスクの表示順を変更しても、Googleタスクと同期させると表示順が元に戻ってしまう
- ジョルテ側でタスクの期限日を変更しても、うまくGoogleタスクに反映されず、いつの間にか元に戻っているときがある
という問題があります。
一方Pimlicalではこれとは違ったアプローチを取っています。タスクやフローティングイベントといった機能については、Googleカレンダーのイベントをそのまま流用しています。イベントのコメントの中に特定の文字列(例えばタスクなら、[Task]といった文字列)をセットすることで、Googleカレンダー上では普通のイベントとは見分けが付きませんが、Pimlicalで表示するとちゃんとタスクやフローティングイベントとして見える、という方法を採っています。
安定性という意味ではこちらの方が良いですし、期限切れのタスクの扱いも、Pimlicalの方はちゃんと処理してくれるので良いのですが、やはりこちらも多少問題があります。
- あくまでGoogleカレンダーから見ればイベントと同じ扱いなので、パソコンのGoogleカレンダーで見ると、どれがイベントでどれがタスクか見分けが付かない
- Googleカレンダー上からタスクやフローティングイベントを作成することが出来ない
- 期限切れのタスクの扱いも、Android端末でPimlicalを起動しないと処理してくれない
これらの解決のために、Pimlicoでは、Pimlical for windowsを使ってスケジュール管理をしてくれ、と言う風にしているのですが、私の環境ではここでも多少問題があったりして、今はPimlical for windowsは使っていません。
で、今はどうしているかというと、1.の問題については、「Task」という名前のカレンダーをGoogleカレンダー上に用意して特徴的なフォントカラーにし、かつ、Pimlical上でタスクを作成した場合、そのカレンダーを必ずこの「Task」として作成するようにしました。2.の問題についても、Googleカレンダーで「Task」カレンダーを選択してイベントを作成し、そのコメント欄に「[NoDueDate:][Task]」というメッセージを書き込むことで、Pimlicalに「これはタスクだよ」と認識させるようにしました。
と言うわけで、長々と書きましたが、何かの参考になれば幸いです。
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